男は迷っていました。
これからどこに行ったらよいのか、どこに行きたいのかもあやふやになって来ました。
遠くを見つめると、キラリと光る物が見えました。
光に誘われて着いた所は、明るく華やかな村でした。
元気な村人達が集まっていました。
ココは活気があっていいぞ!気に入った!!
ココの村人にしてもらおう。きっと毎日キラキラドキドキ暮らせるに違いない♪
ふと
男は気配を感じて振り返りました。そこには怪しい影が・・・
だ ~ せ ~
何だ?何だ??オレの村には無かった物だぞ。まさか座敷牢か!?
だ ~ せ ~
村の掟を破るとぶち込まれると言う、世にも恐ろしい場所・・・
嫌だ。オレはこんな狭い場所に閉じ込められたら変になってしまう。
緑の屋根にはとっても魅かれました。一緒に登りたいと思いました。
でも座敷牢だけは耐えられそうもありませんでした。
つづく